ニュースリリース:2017年
お知らせ
大明国際控股有限公司との鉄鋼総合加工センター合弁事業立ち上げについて
阪和興業株式会社(以下、当社)は、大明国際控股有限公司(以下、大明グループ)が中国浙江省嘉興市に新たに設立する鉄鋼総合加工センターに出資する事を決定致しました。
記
出資先の会社概要
新会社設立場所 | 浙江省嘉興市 |
総投資額 | 8億元(資本金5億元) |
出資比率 | 大明グループ60%、馬鞍山鋼鉄25%、当社15% |
年間取扱量(予定) | 110万トン(ステンレス30万㌧、普通鋼80万㌧) |
稼働予定 | 2018年末 |
大明グループ概要
1988年創業。当初はステンレス鋼の貿易取引に従事。2002年よりコイルセンター業をスタート。2010年に香港上場を果たした大明国際控股有限公司をホールディングカンパニーとし、現在ではグループ傘下のコイルセンターは9ヶ所。種々の切断加工から、曲げ、成型、溶接、塗装や精度要求の高い機械加工まで行える付加価値加工拠点を2ヶ所保有、販売拠点は10ヶ所。従業員数4,300人以上を保有する総合鉄鋼加工メーカーに成長しています。2016年の販売実績はステンレス鋼で161万㌧、5年前から本格的に取り扱いを始めた普通鋼では115万トンを達成しています。
当社は中国華東地区に既に2か所のコイルセンター(長富不銹鋼中心(蘇州)有限公司、日鴻不銹鋼(上海)有限公司)を保有していますが、今後の需要増を考えますと新たな加工先の確保と、中国政府が打ち出した「中国製造2025」政策の下、中国の製造業の高度化が今後加速して行く中で、変化に対応するには下工程まで幅広く対応できる加工拠点が必要とされております。大明グループの事業展開は当社の目指す「そこか」(即納・小口・加工)戦略とまさしく合致しており、同社との関係強化により、原料から製品までの一連のサプライチェーンの構築が期待でき、さらなるグローバル展開を目指せるということで今回の出資を決定致しました。今後は両社の力を合わせてシナジー効果を発揮できるよう展開を図っていきたいと考えています。
以上