CULTURESTYLE01

商社マンとアメフト選手。
どちらかなんて選べない。

Tomoki Chimura

地村 知樹

製鋼原料部/製鋼原料課
2017年入社

試合終了の笛が冷酷に鳴り響きました。2016年11月、アメフト関西学生リーグ第六節、立命館大学戦。チャンスの場面で仲間から託されたボールは、ゴールにわずか届きませんでした。敗退。自分のせいだ。高校、大学と主将を務め、アメフトだけに生きた日々がその瞬間に終わりました。顔を大きく歪めた私の写真が当時の新聞に残っています。

2社しか受けなかった就活で、運良く受かった第一志望の阪和興業。配属されたのは鉄スクラップの取引きを行う部署でした。ディーラーから仕入れ、電炉メーカーに売る。こんな世界があるのかと新鮮でした。もっぱら注力しているのは、新規開拓営業です。仕入先、売り先の双方を探し回っています。長野県、山梨県を主に担当しているのですが、訪問先は港湾から山奥まで実に広範囲。そうした状況下で、新入社員は入社後半年間、営業車を使用できないという素敵な社内規定が存在します。だから秋までの足は、電車と駅前のレンタサイクルのみ(笑)。アップダウンが激しい道々を必死にこいで、訪問先に着く頃には汗だくです。それもほとんどアポなしですから、門前払いもありますが、たまに「本当にこんな所まで自転車で?しかもレンタサイクルで!?」と驚かれ、「だったら、話だけでも聞こうか」と迎え入れていただくことも。ご存知の通り、レンタサイクルはカゴの前にご当地を象徴するような、かわいいイラストが入っていたりします。それにアメフトで鍛え抜いた私が営業車として乗っている。掴みは最高でしたね。

現在は、オービックシーガルズという社会人チームでアメフトを続けています。練習は土日、平日はジムで自主トレ。キツイと感じる時もありますが、あの最後の試合を思い出しては返上を誓っています。アメフトで学んだ、人との信頼の築き方、相手を尊敬する心は仕事の基礎にもなっています。綺麗ごとかもしれませんが、関わる人全員が利益を得て、幸福になれる商売ができたら。それを実現することが、両親含め、今まで私を育ててくれた人たちに対しての恩返しだと、そう信じています。


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