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「事業は人なり-商社には人材こそが財産」「会社の繁栄と社員個人の幸福は車の両輪」。創業者である北二郎は創業以来一貫してそう話している。ただ、これは単に会社が従業員を大切にするとか、家族主義で楽しく…といった意味ではない。仕事で役立つ力を持った人材は、大いに重用する。従業員と企業とが共に成長する(業績が上がる)からこそ、その果実は個人にも還元される。「会社が自分を育ててくれる」という甘えではなく、自立した個人として、企業と「フェアな関係」を作ってきた歴史が、阪和興業の発展のベースにある。10年後、20年後の阪和興業を支える人材に、人事部では「教育」という投資を行うが、それは本人の成長と共に、阪和興業の更なる成長を願ってのことだ。
阪和興業の研修制度は、目的別に3つの種類に分かれる。「知識修得型」は、主に業務に最低限必要な知識を修得するための研修。テキストを使って学んでいく内容が多い。「能力向上型」は、それぞれの役職や部門で求められる能力の向上を目的に、「部門別専門教育」「マネジメント研修」などが行われる。「自己啓発型」は必要な能力を磨く自由選択の講座。通信講座のほか、社外セミナーなどへの参加も推奨している。現在、阪和興業では業績向上の為一人ひとりの希望に応じた能力を伸ばすため、「自己啓発型」の研修にも力を入れている。
以下に内定者と入社1年目での研修を簡単に紹介しよう。
- ●内定者研修
- 内定者には、企業のバランスシートを理解するための基礎になる「日商簿記3級」取得を義務づけており、通信講座の受講を必修としている。近況報告を2カ月に1度、現在の心境や学校生活について書いて提出してもらい、コミュニケーションツールとして活用しており、「読書感想文」では指定図書を読んだ感想や考えを提出してもらっている。レポートは人事担当者がきめ細かなアドバイスを書き込み、返送する。また、総合職を対象にEラーニングにて英語研修を実施している。
- ●入社1年目の研修
- 社会人としての常識、阪和興業全体について学ぶ「入社研修」のほか、実務で必須の知識を学ぶ「与信研修(入門)」「貿易実務(入門)」を実施。また配属後は定期的に「フォローアップ研修」で振り返りを行っている。
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