SCROLL
PROJECT
INTERVIEW
02
トレーディングにとどまらない、 世の中のギャップを埋める仕事。

中野 雅風Masakaze Nakano

鉄構営業第二課
2018年入社

前職は大手ゼネコンに勤務し、鉄道やトンネルの現場施工管理を担う。阪和興業では鉄骨工事請負を受注する鉄構営業第二課へ配属。営業だけでなく鉄骨の製作図面から工場製作、現場工事までを一貫して管理する。数十億規模の営業案件を担当し、地図に残るダイナミックな仕事に携わる。

SECTION01

立場や肩書ではなく、
やりたいことをやるために。

前職は現場の施工管理。鉄道の改築工事やトンネル工事、災害復旧など、規模感の大きさにやりがいを感じる一方で、新たに挑戦したい気持ちが芽生えた。本当にやりたいのは、営業として存在価値のある大きな仕事そのものを自分でつくること。社内での将来のキャリアパスを考えたが、希望を叶えるための異動は難しい環境だった。強い想いのもと始めた転職活動の中、出会ったのが阪和興業。「大手のゼネコンからなんで阪和にわざわざ転職するの?」そんなぶっちゃけた会話ができる距離感ではじまった面接。話を聞いていく中で「人」をちゃんと見る社風に惹きつけられた。魅力的な社員と共に働ける。経験年数に関係なく裁量権を持ち、自分で考え、自分の力で動ける。受注から完工まで関わりながら、創意工夫で利益を生み出せる営業ができる。自分がやりたかったことが実現できると感じ、入社を決めた。

SECTION02

数十億円規模、競合4社合同案件。
競い合うよりも、みなを導く役割を。

配属された部署はただ物を仕入れて売る一般的なトレーディング機能とは一味違い、現場施工までトータルで管理する。ひとつの案件における金額規模も必然的に大きくなる。そんな中、自分も大規模な仕事を任された。ゼネコンからの数十億円規模の案件に心が躍った。だが、箱を開けてみると、競合商社4社での合同案件。今回の評価次第で今後の取引の判断にも影響が出るはずだと感じ、気を引き締めて臨んだ。レスポンスはどこよりも早く。仕入先や工場、施工業者を考えた平等な提案に。条件に見合った最善の仕入先の選定を。何より意識したのは、競合4社それぞれの立場の意見がある中で、顧客への提案をひとつにまとめ上げること。判断材料が多い中、異なる案を集約し、プロジェクトを先導する役割を果たした。それぞれの立場を配慮し、積極的に連携を取った仕事ぶりが評価され、その後のビジネスは阪和興業が受注を勝ち取った。自分の目指していた理想的な仕事ができ、それが評価された忘れられないプロジェクトになった。

SECTION03

プロフェッショナルに
スポットライトを。

前職では現場での施工管理を、今は建設業者や鉄骨製作業者と現場をつなぐ営業を行っている。そんな多角的な視点からビジネスを見てきた自分が感じているのは、建築業界にある下請と元請におけるまだスポットライトを浴びていない部分。雨の日も風の日も現場でプロフェッショナルな仕事をしている一流の職人がいる。現場で彼らの背中を見続けてきたからこそ、もっと評価されるべきだと強く思う。そのアンバランスを見つめなおし、相互利益を得られる枠組みの構築は今の自分だからこそできるのではないか。この業界の深刻な人手不足の一因への打開にも繋がるはずだ。仕入れから建築まで一貫して携われるこの仕事だからこそ、課題解決の一役を担える。現場が違えば、建築物が違えば、材料の加工は多種多様。そこには付加価値が生まれる。その価値を正しく仕入先に、そして現場に還元すること。この仕事の魅力は、材料の売り買いや大きな物を作り上げる達成感だけではない。世の中に存在するギャップを埋める仕事だ、といっても過言ではない。

PROJECT INTERVIEW

あの人たちのヒートアップ