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PROJECT
INTERVIEW
04
世界というフィールドに、 阪和興業の風を吹かせる。

高橋 平歩Hyobu Takahashi

HANWA ITALIA S.R.L.
2011年入社

前職は鉄鋼の専門商社。阪和興業入社後、海外営業部で鉄鋼製品の営業を担当。2019年、取引の規模拡大を目指して南米に長期出張し、2020年からロンドン支店に駐在。2023年にイタリアに移り、ヨーロッパ圏内での取引の拡充および新規開拓を目的とした現地法人立ち上げを任され、阪和興業のイタリアでの初代駐在員としてゼロから設立に携わっている。

SECTION01

南米のマーケットは
君に任せた。

前職は、鉄を扱う専門商社。得意な語学を活かして海外での営業に充足感はあった。だが、さらに視野を広げ、大きなフィールドを開拓してみたい。そんな意気込みを叶えられる環境、そして最も自由さを感じたのが阪和興業だった。入社後は、海外に鉄鋼製品を輸出する海外営業部に配属。海外出張を繰り返す日々の中で、商談における重要な局面での判断も任されるようになっていった。そんな矢先、南米市場での取引拡大を目指すマーケット調査の一員として指名された。地域ごとの行動様式や価値観、カルチャー、競合企業の動向。新たな環境でやるべきことはいくらでもあった。自分の役割を果たすために奔走する毎日が一瞬で過ぎていった。南米での目的に目途が立ってきた頃、さらに次のステップへの指示が飛び込んで来た。「ロンドン駐在を頼みたい」。

SECTION02

異文化へのリスペクトが、
世界とつながる鍵になる。

これまで長期間にわたって海外に滞在することはあったが、駐在は初めてだった。駐在員は海外拠点における営業活動はもちろん、経営の視点や現地スタッフとの関係構築まで、一人の社員が及ぼす影響は大きい。今までよりもさらに高いパフォーマンスが必要とされる。ヨーロッパ圏内の異なる文化を持つ各国の顧客との信頼関係を築いていくことに大きな責任を感じていた。だがその分、自分の個性を活かし信頼関係を創り上げることができている手応えがあった。関係構築において壁となるのは言語だけではなく、空気感・距離感。国民性を理解し、それぞれの国特有の文化に寄り添い共通経験を紡いで行った。国籍に関係なく全ての人へリスペクトを持つことで、お互いに気持ちよく仕事をすることを大切に。阪和興業と世界をつなぐ役目を第一線で担っているという充実感を今でも日々実感し続けている。

SECTION03

世界に通じる新しい芽を育てる。

南米に始まり、イギリスへ。そして、現在はイタリアで現地法人の立ち上げというチャレンジを任されている。想像以上に早く、大きく動くフィールドの広がりは、阪和興業のスピード感そのものだ。言われたことをただやるのではなく、裁量権を持ち自ら考え作り上げていく実感。異国の地でゼロからスタートしたこのプロジェクトは、先の見通しづらい緊張感がある中で、チームメンバーが同じ方向を向いて果敢に挑んでいる環境はチャレンジングだ。いくらでも挑戦する機会を与えてくれる阪和興業は自分のポテンシャルを最大限に引き出してくれることを感じさせてくれる。今はやっと種まきが終わったタイミング。先を見据え、手を止めず、新しい風を阪和興業に吹かせたい。海外で思い残すことがないと思えるまでは駆け抜けたい。そんな思いを胸に今日も世界を飛び回っている。