基本的な考え方
Basic Policy代表取締役社長からのメッセージ
私たちは、時代と市場の変化に迅速に対応し、“流通のプロ”として顧客の多様なニーズに応え、広く社会に貢献することを経営理念とし、70年以上にわたり経験と実績を培ってまいりました。
今、世界はさまざまな地球環境問題や社会問題に直面し、その規模と範囲は拡大を続け、未来に対する不確実性は加速度的に高まっています。
脱炭素社会やサーキュラー型社会への移行は待ったなしの状況にあり、サステナブルな地球環境と社会の実現に向けて、あらゆる企業が取り組みを進めていく必要があります。
私たちは強靭なガバナンス体制のもと、阪和らしさを発揮しながら環境資源や生物多様性の保全、人権の尊重など、さまざまなサステナビリティ課題の解決に向けてステークホルダーと共にチャレンジを続け、中長期的な企業価値の向上に繋げてまいります。

代表取締役社長
中川 洋一
サステナビリティ基本方針
当社は2022年4月に「阪和興業グループ サステナビリティ基本方針」を策定しました。本方針は、当社の経営理念や価値観を基礎とし、当社が地球・社会と共存し、持続的に発展していくための軸としています。
阪和興業グループ サステナビリティ基本方針
阪和興業グループは、経営理念に掲げる「流通のプロ」として、様々なステークホルダーと共鳴し合い、ニーズをくみ取ることにより、お互いを有形無形のサービスを通じて繋ぎ、広く社会に貢献し、豊かな地球と快適な社会を次代へと繋いでいきます。
1.事業を通じたサステナビリティの実現
流通業を営むものとして、あらゆる段階でのサプライヤーとユーザーのニーズをくみ取り、多種多様な商材・サービスを提供することにより、サステナブルなサプライチェーンを構築し、各産業及び社会に貢献します。
2.健全で透明度が高い組織づくり
社是(信用・誠実・創意・和協・奉仕)の価値観を皆が共有し、透明性の高い適切なプロセスにより、コンプライアンスやリスクにも配慮した意思決定を行って、様々なステークホルダーの納得性の高い経営を目指します。
3.多様な個性が響きあい、高めあう職場づくり
国籍や性別を問わず多様な社員に、健康的でストレスのない職場環境を提供するとともに、能力に応じた活躍の場を提供することで、意欲的に自己啓発、自己研鑽に励み、互いに切磋琢磨する場を醸成します。
4.豊かな地球環境の次代への承継
取引ルールや環境規制を守り、資源の有効活用や環境負荷の低減に努めて生態系を保全し、多種多様な生物が共存し、森林や海洋など自然資源の持続的な利用が可能な、気候変動や汚染の少ない地球環境を未来に引き継ぎます。
5.だれもが快適に暮らせる社会の実現
個人の人権、国や地域による文化や慣習の違いを尊重し、人権侵害や差別行為には関与せず、国境を越えた取引を通じて、グローバル・パートナーシップを実現し、快適で健やかな国際社会、地域社会への発展に貢献します。
マテリアリティ
当社は、サステナビリティ基本方針に基づき、環境社会と共存しながら実現する持続的な企業価値の向上に向けて、社内や社外有識者の方々の意見も参考に、当社グループが重点的に取り組むべきサステナビリティ課題(マテリアリティ)を以下のとおり特定しています。本マテリアリティの実現に向けた取り組みが、サステナビリティ基本方針の実現に繋がり、中長期的な企業価値向上に寄与すると考えております。

サステナビリティ推進体制
当社は、2021年10月に、CSR委員会を発展させ、新たにサステナビリティ推進委員会を設置しました。当委員会では当社が持続的‧継続的に取り組むべき課題の分析・進捗管理を行っていきます。委員会での議論については、適宜取締役会に報告し、必要に応じて対応指示を受けています。
