阪和興業株式会社

エネルギー・生活資材事業

Energy and Living Materials Division

エネルギー・生活資材事業では、日本国内の鉄鋼・化学・紙パルプなど多岐にわたる産業に重油・軽油などを供給。海外取引では、船舶用エネルギーの販売に加え輸出入にも注力しています。また、潤滑油原料、添加剤、化学品やリサイクル商品として古紙、RPF、バイオマス燃料の輸出入も行っております。
生活資材事業は、海外との取引が主体で、合成樹脂原料やポリエレン製品のレジ袋・ゴミ袋等のプラスチック製品などを取扱っています。

エネルギー

阪和興業では各種エネルギー製品を、全国の需要家へ供給させて頂いております。
幅広い仕入ネットワーク、千葉県船橋市の自社タンクやその他物流拠点などをフルに活用することにより、需要家のニーズに応えられる様努めております。近年は環境意識の高まりからエネルギーの在り方も多様化しており、バイオマス発電事業者向けのPKSや木質ペレットなどの取り扱いを拡充中です。2019年には専用のバイオマス燃料輸送船を傭船し安定供給する為の取り組みを行っています。またリサイクルエネルギー(再生重油、RPF、廃タイヤ、建廃チップ)の供給体制構築にも注力して取り組んでおります。
紙料事業についてはリサイクル展開として古紙の国内販売及びASEANを中心とした海外貿易取引を行っています。

主要取扱い品目
産業用エネルギー(重油、灯油、LPG、LNG、工業用ガス)、輸送用エネルギー(船舶用重油、ガソリン、軽油)、潤滑油、
バイオマスエネルギー(PKS、木質ペレット)、リサイクルエネルギー(再生重油、RPF、廃タイヤ、建廃チップ)、潤滑油原料(PAO、PIB、エステル)、添加剤、化学品、紙製品(段ボール箱等)、古紙(段ボール等の裾物、上物)等

Highlight 1  船舶用エネルギー

国際海事機関(IMO)規制により、2020年1月以降に一般海域で使用できる船舶用重油の硫黄分が、従来の3.5%から0.5%へ大幅に引き下げられました。
これに伴い、船舶用エネルギー市場は大きく様変わりをしています。こうした中、当社は世界中の海運会社へ向け、アジアや環太平洋域を中心とした世界各港にて、 価格・品質の安定した船舶用エネルギーの供給体制を整えております。

Highlight 2  リサイクルエネルギー

エネルギー部では再生可能エネルギーとして期待されているバイオマスエネルギー(PKS、木質ペレット)をバイオマス発電所事業者向けに輸入販売しています。
また、再生重油、廃タイヤ、古紙やプラスチック等の産業廃棄物を主原料としたRPF等リサイクルエネルギーの取り扱いにも力を入れており、製紙メーカーを中心とした需要家向けに販売しています。

生活資材

生活資材事業では、アジアを中心としたグローバルな調達力と多品種小ロットを可能にする独自の物流機能を活かし、生活資材を全国の小売企業へ販売しております。商品開発から始まり、原料フィード、製造、品質・在庫管理、デリバリーまで一貫したサービスを提供できることを強みに、幅広いラインナップの生活資材を取り揃えています。
海外合弁製造工場や物流システムへの積極的な投資によりバリューチェーンの強化に努め、激化する競争の中でも事業拡大をしております。
また、脱炭素社会に向けて、環境配慮型商品の拡販に当社合成樹脂事業と連携して努めています。

合成樹脂

合成樹脂事業では、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の一般汎用樹脂をメインに国内需要家及び海外需要家に販売しています。海外においては、フィードビジネスの強化として、当社生活資材事業の製造工場へ合成樹脂の販売を積極的に進めています。
また、脱炭素社会に向けて、バイオプラチックやリサイクル原料の取り扱いや機能性樹脂によるリデュース化に努めています。