阪和興業株式会社（以下当社）は、大明国際控股有限公司（以下大明グループ）と合弁にて中華人民共和国浙江省嘉興市に設立した鉄鋼総合加工センター・浙江大明阪和金属科技有限公司の開業式を2019年11月8日に開催しましたのでお知らせします。

 

記

合弁会社概要 

合弁会社設立場所	中華人民共和国　浙江省嘉興市経済技術開発区成功路1399号
総投資額	1.2億ドル(登録資本金7,500万ドル）
出資比率	大明グループ85％、当社15％
年間取扱量(予定)	115万トン（ステンレス35万㌧、普通鋼80万㌧）
稼働開始	2019年3月

 

大明グループ概要

 1988年創業。当初はステンレス鋼の貿易取引に従事。２００２年よりコイルセンター業を開始。2010年には中国のステンレス加工製造業としては初めて香港市場に上場。（香港証券取引所　証券コード.:01090）
大明グループでは、ステンレス、普通鋼の各種切断、研磨、成型、溶接、熱処理、塗装など各種の加工を行い、そのうち２ヶ所では精度要求の高い機械加工や付加価値の高い加工を行っています。
今回の嘉興は10ヶ所目のコイルセンターとなり、現在では、従業員数4600人を超える中国全土に知られる総合鉄鋼加工メーカーに成長しています。
2018年の販売実績はステンレス鋼で年間178万トン、普通鋼では年間204万トンを達成しています。

 

当社は中国華東地区に既に2ヶ所のコイルセンターを保有していますが、今後の需要増を考えますと新たな加工先の確保と、中国政府が打ち出した「中国製造2025」政策の下、中国の製造業の高度化が加速して行く中で、変化に対応するには下工程まで幅広く対応できる新たな加工拠点を必要としていました。
今回の開業を契機に、大明グループのとの関係強化を通じて、当社の目指す「そこか」戦略のグローバル展開を進め、原料から製品までの一連のサプライチェーンを構築しながら、両社の力を合わせてシナジー効果を生かせるように展開を図って行きたいと考えています。

 

 

以上